萱葺小屋フォーリーを創ろう♪  に惹かれて?
時をさかのぼって2009年12月2日、
梼原の萱葺き職人さん達が美川スキー場で茅を刈る作業を
見せていただくことになりました。
周りの山々は、すっかり晩秋の衣をまとっていました。
現地に行ってみると、既にたくさんの茅が刈られて、山積みされていました。
ススキも茅の一種だそうです。
こちらにも立てかけてありました。
スキー場は、とても良い質の茅場だそうです。昔は、どこの山の頂上付近にも茅場があったそうです。
職人さんたちが手鎌で茅を刈っていかれていました。
すごい量の茅です。
スキー場開きの前に、刈り込みます。今回の茅を乾燥ざせて、久万高原町の萱葺き屋根の再生をされるそうです。
萱職人の棟梁(棟梁というのでしょうか)です。いろいろとお話をお聞きしました。
話に熱が入ってきました。
その間にも職人さんたちは、黙々と作業をすすめます。これが早い早い!
あっという間に、一面全部の茅が刈られていきます。
10年程前から、良質の茅が四国でも、なかなか取れなくなってきているそうです。環境の変化だろうかと話されていました。茅場だけではなく、山全体が変化しているそうです。
牛を茅場まで連れて行って放牧する、などもなくなり、茅場はどんどんと無くなってきています。四国でも数箇所しか残っていないそうです。水が必要な湿地であるとのこと。ただ、河川の茅のように、年中漬かりきっているのは、茅に良くないそうです。茅の良し悪しで、葺いた萱葺き屋根の持ちも変化します。良質の萱の保存ができないか、模索中だそうです。愛媛県東温地域の一部には、茅場が残っており、地域で萱を刈って保存する習慣があるそうです。
梼原の萱葺き職人のみなさんは、日本各地から呼ばれて行って、萱の確保や移動しながら、萱葺き屋根の葺き替えに引っ張りだことのこと。
刈り取られた茅です。
熊笹も屋根を葺く材料になるそうです。いろいろな葺き方があるようです。
茅や葦は、水の浄化をするそうです。河川や山、田んぼなど、里山では、まだまだ茅が残っています。自生もしています。刈り入れることで次の年も丈夫な茅ができる。刈った茅を使って農作業や屋根を葺く。循環していく。そのサイクルが再生されるといいなと思いました。

〜飛び入り参加も大歓迎♪(田んぼのワークショップも♪)

 萱葺小屋フォーリーを創ろう♪〜